Ultimate High

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「Ultimate High」

この世界が
期待に応えてくれることは稀なことさ
それが特に、目標をふつうよりも
ずっと高く掲げている時は
いわゆるプロトコルだ
でも、それが生きる目的じゃないのか
世も末だとしても、この限られた人生で
温度が上昇して
状況が熱くなると
人の本性が見えてくる
親しくしていた人や
大切にしていた人が
一人ずつ、背中を向けて行く
それぞれ、自分のことを優先して
でも僕は分かっている、
分かっているんだ
自分はどんなに切羽詰まっていようと
その人たちを命がけで助けるだろう
なんのためらいもなく、蠅の瞬きのように
そうさ、選択の余地すらない
これは本気で言ってるんだ
一日の終わりに
ほら、またかって
夜中に一人になって何を想うだろう
ただ歩み続けるだけ
客席に誰もいなくても
もし見守ってくれる天使がいたら
道を教えてくれるかもしれない
迷子の野良犬のようにうろついてる
消えてしまった光景と
見覚えのある顔や優しい声
それでも、でも、でも、でも
ヘッドフォンをつけて好きな曲をかけたら
そしたら、したら、したら、したら

君の所に走って行ける
それで、いろいろ教えてあげる
殆ど誰も知らないようなこと
興味さえ、示さなかったこと
この歌は祈りのようで
返事なんか待っちゃいない
すでに完璧なタイミングだから
かなり落ち込んで
地べたで傷口を舐めているとき
古いものも、新しいものも
君はそばにいてくれる、真の友だ
それは無制限、無条件の気持ち
条件や計算された会話を捨てて
散歩しよう、顔が満月に照らされて
カシの木の下に座って、頭を休める
そして、放つんだ
溜めていたエネルギー
涙腺から分泌して
産まれて初めて分かったこと
すべてがありのままで、自由だってこと
余計なデータの霧を晴らして
心のデスクトップで
音楽が爆音で響く、メロドラマチックに
フィードバックは自動的に
体に電流を流し
こう言わせるんだ

セックスよりも高い、究極のハイ
最期まで、自然のままに
エクスタシーをくれる詩の躍動
脳のドラッグ工場が媚薬を生産する
始まった連鎖反応が臨界に達する
純粋な快感をもたらすために
生活の枠を超える瞬間
似通ったメディアに
好き嫌いが決められるなんて！
チャンネルを切り替えて
速達のフィードを受け取る
注入されて、艦隊のように飛んでいる


過ちを起した後では
なんとでも言えるさ
悪いと思ってないなら、謝るなよ
忘れたことは、もうどうだって良いさ
だからと言って、この世に失望するかって？
また追いつめられて、転ばないように
いや、だってそんな大人を沢山見て来たんだ
いつも悔やんでいて、愚痴と皮肉ばかり
水面下の理由が何であろうと
闇の力が、若い心を蝕んでしまったのだろう
もしかしたら、最も信頼していた誰かによって
壊されたハートだったのかも
それとも、幼い頃から擦り込まれた
現代の奴隷の絵だったのかも
さもなくば、今日の恐怖政治かもね
バビロンが、自らの体重にこらえきれずに
崩れて行く音
待って、おまけに天気も狂ってきている
精神が不安定になって、また説を唱えるの？
それが多分本当でも、何もかもが曇って見えないの？
冬のフロントガラスのように
薬指に刺さった棘みたく動けずに
一人で籠っている
これまでのヒントを掻き集めて
エゴが傷んでしまう原因を探している
もう世捨て人になってしまいそう
それでも、でも、でも、でも
ヘッドフォンをつけて好きな曲をかけたら
そしたら、したら、したら、したら

何もかも見たことがあって、
何もかも知っていると思い込んでしまったら、
素晴らしいものは、ぜんぶ過去にあって
永遠に飾られているもので
触ることも、いじることも許されないと決めてしまったら
でも考え直そうよ、心を開いて
自分の周りにいる凄い才能に目を向けるだけで
何て清々しい発見になるかもしれない、
人間が奇跡を起こすことができると
例え同じ重力に煩わされていても
常に立候補した者が、認められると
それが分かっていても、
釣り合わない仕事のように掴み難い
真実は向き合うのが辛いから
それを誤摩化すように
一時的に逃避しても、
現実を想像よりもずっと楽しくできるとしたら？
そうだ、自分が成らなければ、
昇天するようなハイを求める者に
自分たちが成らなければ、
このシステムの、ステレオの役に
バランスを取り返すために
琴線に触れる音符
それがどんなに短くても、網膜へのフラッシュ
偶然に、異次元を垣間見る
色合いが鮮やか過ぎて、圧倒されて
こう言いたくなるんだ

セックスよりも高い、究極のハイ
最期まで、自然のままに
エクスタシーをくれる詩の躍動
脳のドラッグ工場が媚薬を生産する
始まった連鎖反応が臨界に達する
純粋な快感をもたらすために
生活の枠を超えるムーブメント
似通ったメディアに
好き嫌いが決められるなんて！
チャンネルを切り替えて
速達のフィードを受け取る
注入されて、艦隊のように飛んでいる